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冬になりますと、近くの河川や湖沼におしどりがやってきます。 彼らは大抵「つがい」でいるところを目にしますね。 これにちなんで、固く結ばれた夫婦のきずなのことを『鴛鴦の契り』と言います。 謡曲「高砂」には、木守る老人「尉」と、その妻である老婆「姥」の描写で、「おまえ百まで、わしゃ九十九まで。ともに白髪の生えるまで」というのがあります。 ★この関係こそ、玉の輿に乗った女性と言えるでしょう。 この老夫婦が落ち葉をかき集め燃やす姿が大変めでたいとされ、古来、彫刻や絵画になって床の間に飾られています。 縁あって一緒になった者同士、このように仲むつまじく添い遂げていただきたいものです。 なお、夫婦の契りの固いさまを表わす言葉に、ともに老い、死後同じ墓に葬られるという意で、偕老同穴(かいろうどうけつ)という言葉もあります。 こんな歌があります。 『夫には 従うものと 知りながら 夜のみとこそ 思いしぞ憂(う)き』 夫婦生活は、夫に従ってついていくべきだと知ってはいたが、夜だけで良いと思っていた。 だが、これは間違いであったと、やっと気が付いた自責の歌であります。 夫婦生活は、好きでいっしょになった相手でも、離婚することとなったり、あるいは途中で嫌になっても、生涯、夫婦生活を全うする人もおり、夫婦の縁は不思議なものであります。 夫婦は宿世の縁で結ばれるものであり、この広い世の中に赤い一本の糸で結ばれる男女は一組しかいないことを考えれば、ただごとではありません。 ★自分が愛されたいなら、まずは相手を大切にし、また、二人が心を一つにして努力すれば、非常に素晴らしい家庭生活を築けるのではないでしょうか。
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